第十二回わたしのユーフォニアム
- 脚本:花田十輝
- 絵コンテ・演出:三好一郎
- 作画監督:丸木宣明
コンクールまであと少し。
そんな時期に合奏でいきなり違うパートのフレーズを吹くよう言われた久美子。
しかし、その部分は難しくてなかなか上手く吹くことができない。
休憩もせずに練習する久美子だったが……。
コンクールまであと少し。
そんな時期に合奏でいきなり違うパートのフレーズを吹くよう言われた久美子。
しかし、その部分は難しくてなかなか上手く吹くことができない。
休憩もせずに練習する久美子だったが……。
12話にしてようやく久美子が主役らしい回でした。
うまくなりたいと叫ぶ久美子にとても共感できるものがあり、こちらも鉛筆に力が入りました。
コンクールが近づき、真剣に練習にうちこむキャラクターたちの熱量がみなさまに伝われば幸いと思います。
総作監の池田晶子です。
北宇治吹部のメンバーたちが熱量を帯びると同時に私たちスタッフもその熱量に侵されたように制作に取り組みました。
12話では、ついに主人公の久美子が主体的に必死にならざるを得ない状況に追い込まれ、大きな成長を遂げる物語が描かれました。
この手の挫折を味わえるのって将来必ず役に立つ、人生にとってかけがえのない部活ならではの貴重な経験だなぁと思います。
必死にその時を生きた者にだけ与えられる人生の経験値!
羨ましいなぁと思う反面「がんばれ!」と親のような気持ちで、一枚一枚の絵に載せられた久美子の想いを次の人へ次の人へと託すという作業でした。
みなさんの胸に心にその結晶は無事届きましたでしょうか。